クロール息継ぎが出来ない!水泳初心者のよくある間違い6選

クロール息継ぎが出来ない!水泳初心者のよくある間違い6選

 

30年間かなづちだった私。シュノーケリングで海の世界の虜になってから、いつか泳げるようになって、ダイビングをしたいと思うようになりました。

近くのプールに通いYouTubeを見ながら練習するも、クロールの息継ぎで行き詰まり、半ば溺れながらの自己流練習に限界を感じていました。

これではラチがあかないと、ジムの水泳教室に通うことにしたところ、2回目にして手応えが!!さすがプロの先生は違う!!自分の間違っていたポイントがわかってきました!

指導いただいたポイントは6つ。

 

水泳初心者がうまく泳ぐための6つのポイント

その1.水泳の呼吸は「フーーーーーン、パッ、スーーーーー」

その2.息を吸うときは、骨盤から身体を斜めに

その3.手を回しはじめると同時に「パァーッ」と息を吸う

その4.手で水をかきおわったら、力を抜いて戻す

その5.手で水を掴む

その6.両手を拮抗させ、大きく伸びる

今日はその1、水泳の呼吸法をご紹介します。

1.水泳での呼吸は「フーーーン、パッ、スーーー」

皆さん、私たちが運動するとき、「呼吸」が非常に重要な役割を担っていることはご存じですか。私たちは運動するとき筋肉を使いますね。筋肉が動くには、実は酸素が必要なんです。呼吸が浅ければ、筋肉にまで十分な酸素が行きわたらず力が出ません。酸素不足のときと、筋肉に十分な酸素があるとき筋力測定では、2倍も差が出ると言われるほどです。

水泳も運動ですので、酸素を取り込むためにもちろん呼吸が必要になります。でも、陸上運動との最も大きな違いは、水中に空気がないこと‼

そう!私たちが何度も何度も息継ぎに失敗し、全然うまく泳げなかった最も大きな要因は、「陸上の呼吸法と水泳の呼吸法が違う」と知らなかったことなのです。水中での呼吸法がマスター出来れば、あなたも楽に長く泳ぐことができるでしょう!

それでは、「水泳での呼吸法」を詳しく説明しましょう。

フーーーーーン 

: 鼻から息を吐きます。この時、全ての息を吐いたらダメです!空気が欲しくなって無意識に鼻から水を吸ってしまうから要注意ですよ!!7割くらいの息を吐くイメージで。

パッ

:口から残りの息すべてを吐きます。先生になぜ「パッ」が必要なのかは聞きませんでしたが、「パッ」があるときと「パッ」がないときは大きく息継ぎの成功率が違いました。顔の周りの水を吹き飛ばして、安全に空気を吸う効果があるように感じています!

スーーーーー

:口から息を吸います。勢いよく、肺を空気で満たすようにいっぱい吸い込みましょう。


できそうですか?

馴れたら、テンポよく呼吸します。

フーーーーーン(鼻)、パッ(口)、スーーーーー(口)、フーーーーーン(鼻)、パッ(口)、スーーーーー(口)、フーーーーーン(鼻)、パッ(口)、スーーーーー(口)、フーーーーーン(鼻)、パッ(口)、スーーーーー(口)、、、

そうです!その調子!
口と鼻の動きがちょっとややこしいので、身体に染み込んで自然にできるまで繰り返し練習しましょう!


陸上で水中呼吸をマスターした方は、次のステップです。

顔の動きをつけながら、水中呼吸してみましょう。

フーーーーーン(鼻)

:顔を下に向け、1.2.3.カウント。3カウント目で顔をあげながら

パッ(口)

:4カウント目でパッと息を吐き出して顔を上げる

スーーーーー(口)

:5.6カウントで息を吸う

これを繰り返してみてください。

息苦しくなった人は…?

練習中に息苦しくなった場合は、多くの人は息が吸えていないのではなく、十分息が吐き出せていません。空気が肺に残っていると十分に吸うことができないのです。「パッ」ですべての息を吐きだせているかに注目して、もう一度やってみましょう!

これもできたら、次は水に顔をつけながらチャレンジしてみましょう!!

 

水泳の正しい呼吸法については以上です。

泳ぎに慣れていないと、水中にいるだけで何だか慌ててしまい、水を飲んじゃって辛い思いをすること、ありますよね。ちょっとしたハプニングがあっても、呼吸だけ正しく続けられば、辛い思いをすることがグンと減ります!!体に染み込むくらい練習しましょう。

水泳上達ポイント その1 おわり